白磁に専用の絵具で描く上絵付けのことを「ポーセリン・ペインティング(Porcelain Painting)」と呼びます。本来は「陶芸」のカテゴリーに含めるべきかもしれませんが、このホームページでは、敢えて独立した別カテゴリーとしました。(一般的に「ポーセリン・ペインティング」とは、白磁そのものの成形についてはあまり言及せず、その装飾技法「上絵付け」のみを指す領域となっているようです)。
ポーセリン・ペインティングは白磁というキャンバスに描く為、通常の絵画に近い表現が可能です。特に、ハイライト箇所の白抜きは絵具を拭き取るだけで表現できるのが魅力です。
又、白磁そのものは自分では成形せず既製品(購入品)を使用する事もでき、描画に専念できることも特徴の一つです。今回、その特徴を活かして集中的に約30作品を制作体験し、この領域を楽しんでみました。
(関連用語に関する豆知識)
・ポーセリンアート・・・西洋陶器上絵付のこと。白磁に専用の絵具などを使って模様や食べ物などを描いて焼き付けるアートの事を指す
・ポーセリン・ペインティング・・・ヨーロッパ育ちの、背景をほとんど描きこまないキリッとした画風を「ヨーロピアン」と呼び、その絵付けをポーセリン・ペインティングと呼ばれていることが多い
・チャイナ・ペインティング・・・アメリカ育ちの、背景までぼかして描き込まれるようなタッチで描かれる画風を「アメリカン」と呼び、その絵付けを「チャイナ・ペインティング」と呼ぶ
・ポーセラーツ・・・日本ヴォーグ社が提唱する生涯学習として自由な発想で楽しむ磁器絵付けの総称。転写紙や上絵の具、装飾技法を使い、自由に磁器絵付けができる実用性の高いクラフト
(※ 受講の詳細は「趣味の1日体験」のページに記載しています)
BGM :エオリアン・ハープ(ショパン)
(※)このBGMはDTM(パソコン自動演奏)にて制作した音源を使用しています